中学で勉強する英単語。「見る」だけでも複数の表現がある!

日本語の「見る」という動詞を表す英単語といえば何を思い浮かべますか?

 

いくつもありますが今回は中学生でも知っている

 

"see", "watch", "look" の3つを比べてみましょう。

 

 

 

何が違うかと言うと、

 

 

"see" は「視界に入る」という感じでしょうか。

 

"I saw you at the station." 「君を駅で見かけたよ。」という感じになります。

 

 

 

 

"watch" は「動いているものを見る」

 

"I watched the TV program." 「そのテレビ番組、見たよ。」ですね。

 

 

 

 

では、"look" はどうか。「止まっているものを見る」「瞬間的にそっちに振り向いてみる」

 

"I looked that mountain yesterday." 「昨日、あの山を見た。」

 

 

 

 

「見る」を表す言葉でも意味が少し違います。

 

 

 

 

 

もちろん「テレビに対しては絶対に "watch" を使わなくてはいけない。」

 

ということではありません。状況によります。

 

 

 

例えば駅にテレビが設置されていて、

 

受信していない状態のテレビがそこにあるのを見たのであれば、

 

 

"I saw a television at the station." となり、

 

 

 

 

そのテレビで放送されている番組を隣にいる友達に見て欲しければ、

 

"Look at the television."

 

 

 

 

そしてその友達が言われたとおりテレビを見たら、

 

"She(He) watched the television." となります。

 

 

 

 

 

「犬を見る」という状況に対して使うことを考えて見ましょう。

 

犬を一匹飼っているとします。

 

 

 

その犬をいつものように見た場合は、

 

"I watched my dog."

 

 

 

その犬のことを気にしていなかったけど犬が歩いていたりして視界に入ってきたら、

 

"I saw my dog."

 

 

 

その犬が突然何かに向かって吠えたのでその瞬間に犬の方を見たら、

 

"I looked at my dog."

 

となり、日本語ではすべて「犬を見た」という訳文が当てはまりますね。

 

 

 

"see", "watch", "look" それぞれの意味を書いてみましたが、

 

これらの言葉が自然と使えるようになる秘訣は慣れることです。

 

 

 

 

英会話は理論を追求するのではなく、どんどん話して慣れてしまうのが一番です。

 

日本語を英訳するテストの時などは辞典を引いて知識を蓄えたいと思いますが、

 

最も良い方法はフレーズごと覚えてどんどん使って慣れてしまうことです。

 

 

 

 

ことばを法則で説明しようとすると例外だらけになってしまいます。

 

今回の「見る」を表す3つの単語は、

 

初心者が混同して使ってしまったとしても意味が伝わる場合がほとんどです。

 

 

 

 

ドラマや洋画を何度も見て覚えて自分で何度も使っていくうちに身に付いていきます。

 

外国語習得は何より慣れが重要です。

 

 

 

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