英語の発音が想像以上に悪かった!英会話練習するきっかけは犬の態度
ワーキングホリデーでオーストラリアのシドニーに住んでいた時のこと。
日本を離れてまだ数週間しか経っていなかった頃、
知り合ったばかりのオージーが気を使ってくれて
一緒に休日を過ごそうと彼の家に招いてくれました。
庭には一面ふさふさの芝。
塀で囲まれていて実に快適なプライベート空間。
ここでバーベキューをしようということになりました。
庭には犬が一匹いて、
飼い主である友人に向かって尻尾を振りながら元気良く飛びつこう(抱きつこう)としている。
それを "Sit !"(おすわり!) と言い、おとなしくさせる。
とても利口なヤツで、一発で言うことを聞いていました。
友人がキッチンに向かっていき庭に私とそいつだけが残された時、
私の方を見ながら「お前、誰?」と不思議そうな感じで見ていました。
私は近寄り、しゃがんで頭を撫でたりあごを撫でたりしていると、
だんだん慣れてきたのか尻尾を振って擦り寄ってきました。
私が立ち上がると「行かないで!」という感じで飛びついてくるので
私も友人のように言ってみました。
"Sit !"(おすわり!)
するとヤツは私に飛びつく。
"Sit !"(おすわり!)
飛びつく。
"Sit !"(おすわり!)
飛びつく。
"Sit !"(おすわり!)
・・・飛びつく。
"Sit !"(おすわり!)
・・・飛びつく。
"Sit !"(おすわり!)
・・・飛びつく。
"Sit !"(おすわり!)
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・飛びつく。
"Sit !"(おすわり!)
・・・飛びつく。。。
私の英語の発音が悪くて、一回も通じませんでした。
"Sit !" じゃなくて、「シット」「しっと」「shitto」と聞こえていたんでしょう。
ヤツにとっては英語ではなく、違う言葉だったんです。
オーストラリアのシドニーはたくさんの民族が居住している街。
みんなそれぞれの国の訛りがある英語を話すので
私は誰からも発音が悪いと言われてはいなかったのですが、
実際はかなりひどかったようです。
オーストラリアで一番最初に私の英語の発音のひどさ教えてくれたのは犬でした。
英語の発音の悪さを思い知ったので、その後かなり練習しました。