私は英語の授業で正しく答えたのに先生から怒鳴られ怒られた

中学生だったある日の授業で指名され、

 

教科書のある文章について日本語に訳した上で解説しろと言われたとき、

 

それまで知識を総動員してなんとか答えました。

 

 

 

答えた内容は正しかったのですが、

 

「それはまだ教えてねぇだろ!」と怒鳴られ、ひどく怒られました。

 

 

 

 

確か、"at the station" という部分を「その駅に向かって」と訳し、

 

「"at" は方向を表すこともある前置詞だから・・・」というようなことを答えたと記憶しています。

 

 

 

 

怒鳴られてからあまりの恐怖のためその後のことはおぼろげなのですが、

 

先生は

 

・"at" について解説したかった。

 

・その文章に出てくる"at" は正しく訳せるはずがない。

 

・教えたこと以外は分かるはずがない。

 

 

ということを考えていたようで、

 

私が正しく答えてしまったことで機嫌を損ねてしまったようです。

 

 

 

 

彼の持論に「中学生は塾に行く必要がない」というのがあり、

 

校外学習をひどく嫌っていました。

 

 

 

 

私は塾どころか参考書や問題集も持っておらず、

 

進研ゼミなどの話をしている友達を見て

 

「なんてお金がある家に生まれ育ったんだ」とうらやましくてしょうがなかったほどです。

 

 

 

 

辞書は姉から譲り受けもので、その他の副教材は一切無く

 

お金をかけて勉強するということはまったくしていなかったのですが、

 

彼はあの一件以来、

 

私を「授業を無視して塾で勉強している不適切な生徒」と考えたようでした。

 

 

 

 

塾に行っている生徒の中には

 

教師に気に入られるため塾に行っていることを隠している人もいました。

 

授業を解説するタイプの塾に言っている生徒や、

 

教科書ガイドを買ってそれを中心に勉強し、

 

授業の進度に合わせて自分の習熟度をアピールする人は、

 

テストの結果とは関係なく学校側からの寵愛を受けていましたね。

 

 

 

 

一体誰のための授業だったんでしょう?

 

 

 

 

口癖のように「分からないことがあったら俺に質問して来い!」と言っていた教師。

 

しかし質問に答えられないことが多く「俺にも分からないことはある!」と怒鳴り返すから

 

やがて誰も質問などしなくなりました。

 

 

 

 

当時20代半ばの若い人で、失敗も多かったけど、実は私は結構仲が良かった。

 

でも、今振り返ると授業に関しては、おかしなことが多かったように思います。

 

 

 

 

あの人は何十年もの教師人生でたくさんの生徒に教えたでしょうが、

 

3年間学んだ卒業生たちの多くが英語を使えないということをどう思っているんでしょう?

 

 

 

 

日本の、「何年も勉強しても英語が身に付かない教育の犠牲者」は、

 

生徒だけでなく先生も含まれるのかもしれませんね。

 

 

 

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