英会話は慣れること!外国人からの質問で気づかされた
外国人の友達に日本語について質問され、返答に困ることが多々あります。
今でもうまく答えられないことが多いですね。
オーストラリアに住んでいた時、
とあるカフェでキッチンハンドとして働いていた時、
中国から移住してきたコックのAndyさんからこんなことを質問されました。
Andy:「日本人の名前の後の『ちゃん』と『さん』は何が違うのか?」
ましき:「『ちゃん』は主に小さい女の子に使う。『さん』は"polite"(礼儀正しい)。」
Andy:「日本の映画で中年の男同士が『ちゃん』を付けて呼び合っていた。」
ましき:「そういうこともあるけど・・・」
どうやらAndyは成人男性同士が『ちゃん』を付けて呼び合っていたので、
自分も日本人には『ちゃん』を付けるのが
年相応の言い方なのではないかと思っていたようです。
ましき:「男同士が『ちゃん』を付けるのはくだけた表現で・・・」
Andy:「じゃあ、『さん』を付けた方がいいのか?それが礼儀正しいのか?」
ましき:「礼儀正しいと言えば『様』っていうのもあって・・・」
Andy:「女性は『ちゃん』『さん』『様』は使わないのか?」
ましき:「使うよ。」
Andy:「仕事では女性はみんな『さん』と『様』を使うのか?」
ましき:「仕事で年上の女性が年下の女性を『ちゃん』で呼ぶことも失礼ではないよ。」
Andy:「・・・」
ましき:「・・・」
Andy:「『ちゃん』は男同士では年齢は関係ないのか?」
ましき:「そうとも限らず・・・」
Andy:「とにかく『ちゃん』と『さん』を使うんだな。」
ましき:「男同士では『君』っていうのもあって・・・実は女性にも使えて・・・」
Andy:「何種類あるんだ?明確な使い方を教えてくれ。」
ましき:「正式には『殿』っていうのも・・・」
外国人にとってはすごく不思議なのでしょう。
確かに複雑すぎますね。
でも私たちは学校や職場、友人同士の会話などで自然と使い分けています。
同じ相手に対して親睦度が変わっていくのに応じて
呼び方も変わっていったりすることが当たり前です。
言葉を分析するとすごく複雑になります。
外国語を勉強する時は理屈より、
大量にその言語に触れて慣れてしまうというのが、実は一番簡単だったりします。
初心者は分からないことが出てきてもあまり気にせず
どんどん進んで次の言葉を聞き取るようにすると、
だんだん語順や音に慣れていきます。
外国語を読む時も同じです。
分からない単語や熟語が出てきてもどんどん読み進めてしまい、
文脈から意味を推測する癖をつけましょう。
それでもどうしても分からない単語がある場合は
その時に調べればいいのです。
読んでいる時にいちいち単語を調べていては、
読むこと自体がめんどくさくなって、やめたくなってしまうでしょう。
小さいことは気にしないという考え方を常に持ちましょう。
英語にたくさん触れるようにすると、どんどん簡単になっていきます。
考えるのではなく慣れる。習得するには習うより慣れろです。