訛りを気にするな!どんどん英会話することにチャレンジしろ!
ワーキングホリデーでオーストラリアに住んでいた時、
日本人の知り合いたちがよく言っていたことがあります。
それは、
「オージーイングリッシュは訛っている。」
とても不思議です。
日本人も充分訛っています。むしろ、より酷く訛っていますよね。
英語が話せないヤツほど、こういうことを言う。
更に、こんなことを言うのです。
「グダイ、グダイって何を言ってるのか分からない。」
「グダイ」と聞こえていたのは "G'Day!"
オーストラリア特有の表現で "Hello" に近い、
挨拶で使われる言葉。
しかし!
シドニーに住んでいた時、
私はあまりこの言葉を聞いたことがありませんでした。
私がシドニーに住んでいた1997年当時、
80以上の母国語を持つ100以上の移民が暮らしているといわれていました。
(現在は200カ国からの移民がいると言われている)
他民族都市では
普通に "Hello" を使う人たちが多かったですね。
当然、地元特有の言葉を使う人もいましたが、
私に "G'Day!" と挨拶してくる人は、めったにいませんでした。
なのに多くのワーホリジャパニーズは
オージーイングリッシュを訛っていると批判し、
発音が酷すぎて聞き取れないというのです。
"G'Day!" に関してはガイドブックに必ず記載されていて
現地にいるほとんどの日本人はどういう意味か最初から分かっている。
自分の英会話力の拙さを相手の所為にする卑怯さ。
本当に恥ずかしかったですね。
オージーイングリッシュが訛っているから聞き取れないのであれば、
それはどういう意味かと聞き返せばいいだけの話。
それすらもしないで批判ばかり。
英語がまったく話せないのだから、相手の訛りがどうのとか、余計な言い訳はいらないはず。
世界中で話されている英語という言語は、
国や地域によって発音や言い回し、アクセントが微妙に違います。
メジャーリーガーのA.ロッド(米)とサッカー選手のベッカム(英)は
違う言葉遣いやアクセントで話しています。
聞き取ろうとする気持ちと伝えようとする気持ちがなければ
英会話は出来ません。
米語が良いとか悪いとか、
クイーンズイングリッシュは聞き取れないとか、
オージーイングリッシュは訛りがきついとか、
香港では、シンガポールでは・・・とか、
そういう考え方は一切必要ありません。
ただ単にコミュニケーションを取ろうとチャレンジすればいいだけのことです。