英語で「わさび」と「梅干」の味の感想を言うと・・・
オーストラリアの日本食レストランでキッチンハンドの仕事に就いていました。
オージーのウェイトレスの人たちとまかないを食べていたある日、
ふと疑問に思い、こんなことを聞いてみました。
ましき:「暑いときは"hot"って言うでしょう?」
ウェイトレス:「うん。」
ましき:「チリソースとか、辛いのは?」
ウェイトレス:「それも"hot"」
ましき:「なんで同じなの?」
ウェイトレス:「辛いものを食べると暑くなるからじゃない?知らないけど。」
ましき:「胡椒を食べた時は?」
ウェイトレス:「"spicy"」
ましき:「辛くないの?暑くないの?」
ウェイトレス:「"hot" とは違う。辛くないし暑くない。」
ましき:「(ここで本題)じゃあ、わさびは?」
ウェイトレス:「・・・」
ましき:「わさびは辛いでしょう?」
ウェイトレス:「・・・辛い・・・?・・・」
ましき:「じゃあ、"hot" だね?」
ウェイトレス:「"hot" じゃない。」
ましき:「"spicy" って感じはしないよ。」
ウェイトレス:「・・・」
ましき:「・・・」
ウェイトレス:「"・・・sharpened・・・"」
"sharpen" とは「味がぴりっとする」みたいな感じ。
ウェイトレスは「・・・ぴりっとした・・・」と言ったんですね。
わさびの味について調べてみると、
"pungent "(鼻や舌を刺すように刺激する)
なんて言葉が出てきたりしますが、私はオーストラリアでは聞いたことがない。
表現は様々ですね。
また、別のウェイトレスに梅干を食べてもらったところ、
吐き出しながら "interesting, very interesting."
と言っていましたね。
「まずい」と直接的な表現を使わず、「興味深い味」だと。
相手を傷つけない表現を学びました。