"will" と "be going to"は意味が違う場合があります。

中学生の時の英語の授業で、先生は「未来」について説明しますね。

 

『主語 + be going to + 動詞』で未来にすることを表す、と。

 

そしてこの『be going to』は、

 

すべてにケースで『will』の一言に置き換えることもできる、と。

 

 

だからみんなテストの時に

 

『be going to』が出てきたら答えを書く欄には無条件で『will』を書く・・・

 

 

 

 

こんな経験があるのではないでしょうか。

 

しかしこれは大問題です。なぜなら、

 

『be going to』と『will』は意味が違う場合があるから。

 

 

先生の説明が間違っているのです。

 

 

どのように違うかと言うと、

 

 

『be going to』は "planing" 計画したこと、

 

『will』は "quick decision" パッと決めたこと。

 

 

 

つまり、土曜日に映画を見に行く予定がある人は、

 

"We are going to the cinema on Saturday."

 

と言います。予定がある人が同じことを

 

"We will go to the cinema on Saturday."

 

とは言いません。

 

 

別の例で言うと、平日学校に通っている学生が月曜日などに

 

"I am going to school." と言うのは正しい。

 

学生は平日毎日学校に通うということが決まっているからです。

 

でも、同じ人が日曜日など学校が休みの日に友達と電話している時、

 

これからどこで会おうかという会話の中で、

 

"I will go to school!"
(学校に行くよ!(だからあなたも学校に来て!))

 

と言うのが正しいのです。

 

 

 

会話の中でパッと決めているからです。

 

相手が「学校はヤダ・・・」と言ったら変わることなので

 

予定ではありませんね。

 

 

 

同じ人が同じ場所(この場合は学校)に行くのでも、

 

言い方が変わるということです。

 

 

 

文法的に説明すると

 

『be going to』は "planing" つまり、計画したこと。

 

I am going to do something.

 

= I have decided to do it, my intension is to do it.
(決めたこと、決心したこと)

 

 

 

これに対し、

 

『will』は "quick decision" パッと決めたこと。

 

We do not use "will" for things we have arranged or desided to do.
(手配したこと、決めたことには使わない)

 

と言うことです。

 

 

 

だから、私たちは未来を表す表現がテストで出てきた時、

 

()が一つならそこに"will" 、

 

()が三つならそこに"be動詞 + going + to"

 

を書けた人は○、間違った人は×という、

 

なんともバカげた英語教育を受けてきたのです。

 

 

 

昭和時代の英語の先生って・・・

 

恥ずかしくなかったのでしょうか?

 

それとも理解していなかったのでしょうか?

 

 

 

今はどのように教えているか気になります。

 

まさか当時のままということは無いでしょうが・・・

 

 

 

英語の初心者は海外ドラマや洋画を見て、

 

実際にネイティブがどのように使い分けているかを実際に聞いて、

 

『慣れる』ことで身につけていきましょう。

 

 

 

 

今回は文法的な説明をしましたが、

 

言い回しの使い分けを身につける最速かつ一番簡単な方法は

 

『慣れる』ことです。

 

 

英会話を身につけるのに学校の成績なんて関係ありません。

 

むしろ、忘れなければいけないこともあるんです。

 

 

 

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