NHKラジオ英会話講座だけではペラペラにならない理由

東京都にある某有名私立大学に

 

数十年も続いている「NHKラジオ英会話サークル」というものがあるそうです。

 

 

 

そこではNHKラジオ第2で放送されているラジオ英会話講座をみんなで聞き、

 

その日放送の内容を丸暗記するそうです。

 

 

 

 

昔は放送時間にみんなで集まって、

 

現在は誰かが録音したものをみんなで聞き、

 

講義を聞き終わった後もテキストを徹底的に繰り返し音読して丸暗記する。

 

 

 

 

その勉強をつづけた結果、1年後には全員がペラペラになるそうです。

 

そして更に学習を続け、どんどんレベルアップしていく。

 

社会人になる前に英会話で不自由しないレベルに仕上げている。

 

まさに「継続は力なり」ですね。

 

 

 

1年経ったときには1年分のレッスンほぼ全てを詳細に振り返れるくらい、

 

放送内容とテキストの内容を丸暗記するそうです。

 

 

 

 

テキストの英文量が少ないと感じる人でも、

 

すべて完全に暗記するとなるとなかなかの量になります。

 

 

 

テレビ講座の場合でも同じようにすれば上達が期待できるかもしれません。

 

本来は楽しんで視聴するものですが、

 

他の学習が出来ない人は番組内で取り上げる英文や英単語、フレーズを全て丸暗記する。

 

そして半年後の最終回の頃には全て覚えている、というようにインプットしてみると良いでしょう。

 

 

 

 

しかし、これはよっぽど努力しないと上達するのが難しいでしょう。

 

上記の某有名大学はサークル活動で、切磋琢磨し合う仲間がいるから続けられるのです。

 

家庭での独学でラジオやテレビの英会話講座を徹底的に丸暗記するというのは、

 

できるようでできない典型的な挫折パターンです。

 

つまり、みんなこれをやろうとして、みんあ挫折しているのです。

 

 

 

 

かならずはじめは、

 

「自分は大丈夫。絶対に続けて見せる」と意気込んで始めるのですが、

 

まず、続きません。

 

続いたとしても、先週放送分すら丸暗記していないから、上達しません。

 

これが、「NHK英語講座は10年かかる」と噂される理由です。

 

そして、10年続けた人にも会ったことがないし、

 

英会話ごときに10年もかける必要がありません。

 

 

 

 

詰め込み教育や暗記学習を嫌う人は多いですが、

 

英会話学習においてインプット量が圧倒的に少なすぎる人は確実に行き詰まります。

 

現実的には、どんどん進んでいく番組を軸に学習をするより、

 

何度も同じところを繰り返せる教材を使うのが

 

最も簡単で、最も安上がりで、確実に上達が見込める勉強法です。

 

 

 

 

筋トレやスポーツと同じように日々トレーニングをして

 

聞く量、音読する量、覚えるフレーズの量を増やしましょう。

 

何事も習得するには自分の頭の中にインプットした量が重要です。

 

 

 

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