英文法を学ぶことは英会話の勉強として悪いことですか?
やはり英語の文法を知ることは英会話を学ぶ上で有効だと思います。
このサイトでは英文法を学ぶことが悪であるかのように言っているようです。
習得のために英文法を学んではいけないのですか?
「英文法など絶対に学んではいけない」といっているわけではありません。
英文法の知識を英語でアウトプットするトレーニングは英会話上達に有効です。
ただ、英文法の知識を日本語で問うような記述式試験で正解を得ても、
英会話は上達しないということは言い続けたいと思っています。
つまり、「これは現在完了形で〜」とか「過去分詞が〜」とか「to-不定詞が〜」とか、
そういう文法用語を日本語で覚えても英会話はできるようにならないということです。
そして、みなさんも学校の英語の授業で経験があると思うのですが、
先生が文法の説明をするとき、「ただし、例外がある。」などと言ってレアなケースを説明し、
テストでそのレアな例を出題したりするというようなことをいくらやっても、
初心者の英会話(英作文)上達にはなりせん。
英文法を学ぶことがマイナスだといっているわけではありません。
「学んだ英文法を英語で使ってみる」ということを繰り返すのは、非常に良いトレーニングです。
実は私もオーストラリアで語学学校に4週間だけ通ったのですが、そこでは毎日文法を学びました。
英文法のテキストも使っていました。
非常によく使われる表現をしっかりと説明し、すぐにどんどん使う。
そしてどんどん応用してクラス中で会話する。
口数が少ない生徒がいたら先生がすぐに近寄って疑問点を聞き、
とにかく、学んだばかりの英文法をどんどん使って話します。
つまり英文法は、
日本語で英文法の用語をいくら覚えても、英語についての知識が日本語で説明できるようになるだけで、
英会話が上達するわけではない。
ただし学んだ英文法をすぐに、どんどん英語で使って、さらに応用するというトレーニングをすれば
英会話上達に役立つということです。