【デーブ・スペクター】「僕は英検3級だ」
シカゴ出身で日本を拠点に活動する米国人テレビプロデューサー、放送作家、著作家、コメンテーター、タレント。
1954年生まれ
妻はエッセイスト・コラムニストの京子・スペクター。
幼い頃はアメリカでCMなどに出演する人気子役だった。
小学5年生の頃、日本から転校してきた日本人のワタル君がきっかけで
日本に対し強い興味を持つようになり、毎日10個の日本語単語を覚えた。
ワタル君が持っていた週刊少年サンデーや週刊少年マガジンなどに興味を持ち、
週1回、1時間の日本語授業を地元の日本人学校で受け、日本語を学んだ。
ワタル君とは現在も親交が続いている。
日本語と英語が流暢に話せる。
1972年、上智大学に留学。
学業の合間を縫って、天地真理などのアイドルの追っかけに熱中していた。
1975年、シカゴ放送学校を卒業。
テレビ番組プロデューサー兼番組の日本特派員役として再来日。
コメンテーターとして専門用語を理解し使いこなすため、
現在でも日本語の単語を1日に3から5つ覚えることを日課とし欠かしたことがない。
「ダジャレを発するアメリカ人」として有名だが、芸能界では「ふざけたことばかり言っているが本当はものすごく頭の良い、しっかりした人」と言われている。
外国人タレントとしてのイメージを強調するため、髪は金髪に染め、目にはブルーコンタクトレンズを入れている。
ジョークで「僕は英検3級だ」と言っているが、実際には英検1級を取得しているらしい。
関西のローカル番組に出演していた弁護士の橋本徹さん(現大阪市長 2013年5月)を
「面白い弁護士がいる」と東京の放送局に紹介した。
橋本さんはこれをきっかけに全国放送で人気弁護士タレントとなった。
現在も友人関係は続いている。
【エピソード】
歌手の坂本九の葬儀を知ったデーブが、
葬儀委員長を務めていた永六輔に
「Do not stand at my grave and weep」という詩を翻訳して送り、
朗読を依頼したことがある。
永六輔は葬儀(1985年)で実際に朗読した。
この詩は、2001年に作詞家、作曲家である新井満氏が翻訳し曲を付け、
2006年に秋川雅史によるバージョンが発表された「千の風になって」と同じもの。
バラエティ番組などの本番収録前の楽屋では、かなり面白い。
(パックンマンクンのパックン談)