日本人の知人たちの生活 in オーストラリア
シドニーで知り合った日本人学生の多くが口にしていたことがあります。それは、
「日本人がいないところに行きたいね。」
理由は、日本人が多すぎて、英語漬けの環境にならないから、英語が上達しないのだと。
そういう人達に限って日本人同士でつるみ、
日本食レストランで食べ、
東京マーケットというストアで日本食を買い、
日本の書籍を専門に扱う書店で数人で行き風俗雑誌を買い、
日本食を出すカラオケ店に行き、
日本人スタッフが常駐する機関で日本の新聞を読み、
そこで日本で放送中のドラマのビデオや新曲のCDをレンタルし・・・
つまり、自ら日本と同じ環境を作っています。
そして働かない。学校に行かない。
働くとしても日本人が経営し日本人のみが働くレストランなど。
完全な日本を再現しながら必ず言うのが、
「シドニーってつまんないね。」
「オーストラリアの食いもんってまずいね。大したものないし。」
まったく英語を身に着けようとしない人が必ず言うのが、
「オージーイングリッシュって何言ってるかわかんない。」
英語がしゃべれない日本人が、英語が母国語のオージーを批判するという、
なんとも不思議な光景がいたるところで見られます。
シドニーのとあるカフェ(日本人従業員は初めて)で働いていた私は、
「よく外人と一緒に働けるね。」
と、他の日本人滞在者からあきれられていました。
オーストラリアでは私達日本人が外人なのに・・・