フロー状態 英語:Flow

心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱された、『楽しすぎて催眠にも近い我を忘れた没頭状態』のこと。

 

子供が遊びに夢中になっていて我にかえると日が暮れていた、というような状態。

 

プロスポーツ選手がフロー状態に入ると、通常では考えられない神がかり的なプレーをすることがある。

 

プロ野球の打者が好調になり打率が非常に高い時、
「ボールが良く見える。」「配球を読むのが楽しくてしょうがない。」などということがあるが、
フロー状態に入っている状態でプレー出来ているものと思われる。

 

 

スポーツに限らず勉強や仕事など、他の分野でも起こりうるもの。

 

 

 

【心理学者ミハイ・チクセントミハイによるフロー状態の構成要素】

 

1. Clear goals that, while challenging, are still attainable.

 

→明確な目的。明確なゴール。

 

 

2. Strong concentration and focused attention.

 

→高度な集中で深く探求する。

 

 

3. The activity is intrinsically rewarding.

 

→その活動に本来備わっている。それをすることで報酬がある。

 

 

4. Feelings of serenity; a loss of feelings of self-consciousness.

 

→自意識がなくなるような平穏な感覚。

 

 

5. Timelessness; a distorted sense of time; feeling so focused on the present that you lose track of time passing.

 

→時間を忘れるくらい集中した状態。

 

 

6. Immediate feedback.

 

→活動に対する成功と失敗がすぐに分かること。すぐに手ごたえがあること。

 

 

7. Knowing that the task is doable; a balance between skill level and the challenge presented.

 

→それが自分の能力で達成できることだと理解していること。

 

 

8. Feelings of personal control over the situation and the outcome.

 

→状況やその状況からの結果を自分で制御している感覚。

 

 

9. Lack of awareness of physical needs.

 

→身体的な必要性を感じないこと。

 

 

10. Complete focus on the activity itself.

 

→それに徹底的に集中すること。

 

 

 

 

【フロー状態になる要因の要約】
・やりたいこと、好きなことを徹底的にとことんやる。

 

・妨害されない環境で集中してやる。

 

・目標を明確にして集中してあなたの能力よりほんの少しハイレベルなことをやる。

 

・報酬を期待してやるのではなく、やること自体が報酬と思えるようなことを集中してやる。

 

・食事を忘れるくらい集中する。

 

 

【類語】
ゾーン、ピークエクスペリエンス

 

 

 

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