フェアプレイ フェアプレー フェアープレー 英語:fair play

正々堂々とした試合態度。また、公明正大な態度や行動。

 

スポーツの世界で使われることが多いが、スポーツ以外でも使われている表現。

 

フェアプレイ精神などと表現する。

 

 

 

何を持って正々堂々としているかは捉え方が人それぞれだが、以下の例はフェアプレイの範疇であると解釈するべきである。

 

例)
・野球で速いストレートを待っているであろうバッターに変化球やスローボールを投げる。

 

・野球で内野手が深めの守備位置にいるのを見てセーフティーバントをする。

 

・テニスで相手が下がっている時にネット際にドロップショットを打つ。

 

・バレーボールでアタックを打つと見せかけて二人以上の選手がジャンプしてフェイントする。

 

・サッカーでマッチアップしている時、フェイントで相手をかわす。

 

・大相撲で横綱が少し珍しい変則的な技で勝つ。

 

・野球でピッチャーがプレーボール後の第一球目で変化球を投げる。

 

・水泳選手が飛び込みでリードするために徹底的に脚力(ジャンプ力)を鍛えて長く空中を飛ぶことで泳ぐ距離を短くする。

 

 

 

 

以下の例はフェアプレーではない。

 

例)
・野球のバッターが「正々堂々と勝負しろ!」などとほざき、自分の好きなストレートを要求する。

 

・野球のバッターが「あのピッチャーはストレートを投げずに変化球で逃げている。」などと批判する。

 

・野球のキャッチャーがバッターに知られてはまずい秘密を話しかけ、動揺させて実力を発揮させないボヤキ戦術。

 

・野球のバッターが、明らかなファールであるにも関わらず顔面を押さえ倒れこみ死球をアピールする。

 

・野球でストライクであるにも関わらず、好機で三振したことを審判のせいにするため抗議する。

 

・サッカーで明らかなハンドなのにしらばっくれる。

 

・サッカーで危険極まりないプレーをしてレッドカードが出されているのに「なんで?」と薄笑いでとぼける。

 

・1960〜70年代に現役だった元プロ野球選手が、メジャーリーグ挑戦経験が無いにも関わらず、「メジャーはレベルが落ちた。自分が現役ならメジャーで記録が作れる。」などと言う。

 

・国際試合で日本が勝つと、すぐに欧米諸国がルール変更する。

 

・柔道などの格闘技で、相手に掴まれないように柔道着などや自分の身体に滑るグリースなどを塗って試合に出場する。

 

 

 

 

以下の例はフェアプレイかどうか賛否両論分かれる。

 

例)
・大相撲の横綱の猫騙し。

 

・柔道など格闘技系の競技で、相手がケガをしていて、そこを狙う。

 

・国内ルールと国際ルールが違う競技で、国内開催で国内選手同士が対戦している時、『国内では禁止だが国際的には使って良いルール』で勝負を仕掛ける。

 

・バスケットやサッカーでスローインするとき、見方にマークがついていてパスの出しどころがなくなっているときに、近くにいる敵の足などにぶつけて自分の方の跳ね返らせ、マイボールにする。

 

 

【類義語】
スポーツマンシップ

 

 

 

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