スポーツマンシップ 英語:Sportsmanship
スポーツで関係者全員に求められる精神論。競技上だけでなく競技を離れてからも問われる場合がある。
スポーツのルールをよく理解して競技を行っていくうえでの根本的な姿勢や態度。
公正なプレーを尊重し、相手の選手に対する尊敬や賞賛などの姿勢で表される場合が多い。
大会の開会式などで「スポーツマンシップに則り、正々堂々と戦うことを誓います!」という選手宣誓が聞かれることがある。
以下はスポーツマンシップに則っていると考えられる行為である。
・野球の敬遠、盗塁、牽制、バスター、隠し球。
・サッカーやバスケットなど多くの競技で使われるフェイント。
・相撲の猫騙し。
以下はスポーツマンシップという観点で議論が分かれるところである。
・高校スポーツなど学生競技で、その競技のスペシャリストの越境入学者で構成されるチームの大会参加。
・高校スポーツなど学生競技で、その競技のスペシャリストの外国人選手で構成されるチームの大会参加。
・高校野球の甲子園大会(全国大会)などの高いレベルのチームが、ランナーなしの状態でも強打者を全打席敬遠する。
・プロ野球でベテラン選手が若手を脅して萎縮させる。
・大相撲の千秋楽で7勝7敗の力士の勝率が異常に高い。
・相撲で地方巡業の時、ご当地力士が勝つ。
・大相撲の横綱の猫騙し。
以下はスポーツマンシップに則っていない行為である。
・野球で、明らかにデッドボールではないのにボールが身体に当たったと主張して痛くもない箇所を押さえて倒れこみ、もんどりうって試合を中断させる。
・サッカーで接触していないのに大声を上げて派手に倒れこみ、ごろごろ転がって相手の悪質なファールであると主張する。
・金品を渡して勝敗を操作する。
例)
チーム関係者:「われわれは、相手チームに多額の金品を渡し、勝敗を操作してきたことを証言します」
記者:「スポーツマンシップに則って正直に証言したつもりですか?」
【類義語】
フェアプレイ