エルゴノミクス 英語:ergonomics

人間工学、人間工学的な作り、使い勝手、使い心地、人にやさしい技術。

 

 

人間の生理的、心理的など様々な特徴をもとに、「人間にとっての使いやすさ」という観点から、機械や道具などのあり方を研究する学問。

 

人間が扱いやすい道具や装置などの形状を研究することで、疲れやストレスをなるべく軽減する、感じないようにすることが目的。

 

筆記用具などの文房具や椅子、パソコンのキーボードなどを中心に、エルゴノミクス対応をうたう製品が数多く出回っている。

 

特に外資系のメーカーの製造工場などで、「働く環境もエルゴノミクスを考慮する」などとしており、製造作業をする場合になるべく身体に負荷がかからないよう配慮した作業場にするということを目指している場合もあるが、「多少の身体への負担は気にならない。むしろ余計な装置などは増やして欲しくない」などという現場の意見と対立することもある。

 

車のような大きくて重量のあるものの場合、台車に横たわり、もぐりこむことで作業できるにも関わらず、エルゴノミクスを重視するあまり、作業しやすい位置まで持ち上げる作業環境・設備を整えたために、出費が大きすぎて赤字経営となり、従業員給料が減り、生活を脅かすようなことにもなりかねない。何を重視すべきかは熟考に熟考を重ねていかなければならない。

 

 

例)
作業員A:「この工場って、エルゴノミクスについての教育がしっかりしてるな」

 

作業員B:「でも、作業現場で教育するから、作業員がみんな無理な体勢でしゃがんで教育を受けているよな」

 

 

 

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