マニュアル 英語:manual
手引書、取扱説明書。
組織によっては暗記して従うことが求められる。従わない場合、罰則を科す場合もある。
様々な状況を想定して、それらの状況に対応する方法を示したものだが、想定外の事態が結構起こるので、改定していくことが求められる。しかし、改定を重ねるうちに内容が膨大になり、『誰もマニュアルを把握しきれていない』という状況に陥る危険性もある。その場合、『状況に応じて対応する』などと、あいまいな表現を使うことでマニュアルの文書の量は減らせるが、そもそも全てに対して『状況に応じて対応する』ことが出来れば、マニュアルなど要らない。
様々な分野で「自分で考える」ということをせず、「まずはマニュアルを」と考える者が多いことから、色々なマニュアル本が出版されている。「ハウツー本」とも呼べれるもので、『面接での模範的な回答』や『デートの仕方』など、実際の相手を無視した『マニュアルありき』の状態になっている。このような事態から、『マニュアルどおりに答えてはいけない面接』や『マニュアルに載っていないデートの仕方』などを記したマニュアル本が発売されるなど、おかしな状況が続いている。
〜マニュアル人間〜
「マニュアルが全て」「マニュアルありき」「マニュアルに書かれていないことが起きた場合、そのトラブルに対処することよりも、書かれていないマニュアルが気になる」などと考える人間。誰がどう考えてもおかしなことなのに、マニュアルに従うことで自分を正当化する傾向にある。
故ジャイアント馬場氏(身長209cm 国民誰もが知っている大スタープロレスラー)に対し身分証明書の提出を求めた某テレビ局の警備員は、いまだにマニュアル人間の間抜け話として話題にあがることがある。
例)
コンビニの客である父親:「タバコを1箱ください」
コンビニでアルバイトしている息子:「年齢が記載されている身分証明書はお持ちでしょうか?」
【類語】
ガイドライン