LGBT えるじーびーてぃー

"lesbian " レズビアン(女性同性愛者)、"gay" ゲイ(男性同性愛者)、

 

"bisexual" バイセクシュアル(両性愛者)、"transgender" トランスジェンダー(心と体の性の不一致)

 

の頭文字をとった総称で、性的少数者を限定的に指す言葉で、

 

1990年代から使われ始めており、今では一般的な言葉として定着している。

 

差別用語ではない。

 

 

 

 

2006年7月以降、国際連合などの国際機関において、

 

性的指向(セクシュアル・オリエンテーション いずれの性別を恋愛や性愛の対象とするか)や

 

性自認(ジェンダー・アイデンティティ 生物学的性に関わらず自分の性別をどう感じているか)

 

にまつわる人権問題を扱う公的文書でも使われている言葉である。

 

 

 

 

否定的な意味ではなく肯定的にとらえられており、差別用語ではない。

 

 

 

2015年の時点での人口は、血液型がAB型の人や左利きの人とほぼ同率で13人に1人の割合。

 

 

 

 

順番を入れ替えて "GLBT" とすることもある。

 

 

 

 

"queer" クィア(この場合、「セクシャル・マイノリティ」を指す言葉)の "Q" を加えた

 

"LGBTQ" という表現も使われ始めているが、"queer" という言葉に拒絶感を抱いている人もいる。

 

 

 

 

"intersex" インターセックス(男性と女性の両者の性的な特徴と器官がある人)

 

の "I" を加えた "LGBTI" という表現を定着させようという社会的活動もある。

 

 

このような人たちは、自分たちの性を認められない、あるいは認めているが公表できないという

 

大きな問題を抱えている場合が多い。

 

社会的に受け入れられない、あるいは差別・虐待されるというだけでなく、

 

親や家族、親族からの圧力なども問題になっている。

 

 

 

 

就職活動の時などに公表するべきかどういかという問題もあるが、

 

公表しないで隠し通す場合でも、自分の服装に違和感を感じ続け、

 

大きなストレスを抱えて精神的に追い詰められてしまうなど、

 

周囲に何の迷惑もかけていないのに苦しんでしまうケースもある。

 

 

 

 

一方で、ビジネスの場において積極的に雇用し快適に働けることをアピールすることで

 

社会的に優良起業であることを認知してもらう動きもある。

 

 

 

 

そもそも何の罪もない。身近な人や地域の理解などが必要である。

 

 

 

2012年に電通総研が発表した調査では5.2% が該当する。

 

およそ20人に一人の割合ということになる。

 

2015年の発表では7.6%と、日本でも年々増えている。

 

増えている理由としては、

 

・カミングアウトできるようになった(自分の気持ちの問題、社会的環境)

 

・自分ではじめて気が付いた

 

・調査の精度が上がった

 

など様々あると考えられている。

 

 

 

 

 

 

国際的なリサーチ会社であるipsosの調査では、

 

スペインやノルウェーで「身近にいる」と答えたのは約65% だったが、日本では 5% だった。

 

国際社会からは、日本は十分な理解やサポートが遅れていると見られている。

 

 

 

【関連ニュース】
2015年6月26日、アメリカのすべての州で同性婚を認めるという判決が下され、全米でレインボーカラーで祝福され続けた。レインボーカラーで祝福する理由は、赤、橙、黄、緑、青、紫の6色のレインボーフラッグが性的少数者の尊厳および社会運動を象徴する旗とされているため。アメリカではホワイトハウスをレインボーカラーにライトアップしたり、Apple社(アップル)がレインボーカラーでリンゴマークを縁取った旗を掲揚した、ネット上でもかなりの盛り上がりを見せた。このようにレインボーカラーは性の多様性が認められたことを支持し祝う意味なのだが、日本では誤解している人が多く、Facebookのレインボーアイコンなどにたいして祝福ではなくカミングアウトだととらえている人もいる。

 

 

2015年7月5日、女子サッカーワールドカップカナダ大会で優勝したアメリカチームのワンバック選手(2015年12月引退)が、決勝の試合終了後に同性婚相手のサラ・ハフマンさんと交わしたキスが米メディアなどで話題になった。このシーンは世界中で生放送されていて、ネット上でも祝福のコメントが殺到した。ワンバック選手は日本の澤穂希選手と元チームメートであり親しい友人で、2人ともこの大会が最後のワールドカップと公言していた。

 

 

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2015年12月15日、ICU(国際基督教大学)が、LGBTに配慮した学生寮を新設することを発表。男女区別なく入居でき、共同浴場のほかに個室のシャワーブースを備える。2017年4月オープン予定。

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