LCC えるしーしー、えるしぃしぃ
ローコストキャリアの頭文字をとって作られた言葉で、「格安航空会社」のこと。
いろいろなところで効率化をはかり、
低い運航費用・低価格・サービスの簡素化が実現された航空輸送サービス。
「座席の感覚が狭い」「シートが小さい」「機内食のサービスが無い」
「滑走路を歩いて飛行機に向かう空港もあるため雨や雪の日は辛い」などの問題がある。
座席が狭いため長時間座っているのは非常に苦痛であるという理由から、
ヨーロッパなど長距離の直行便はほとんどない。
そのため片道で買い、複数のLCCを乗り継いで、
サービスや機内の様子やその国の特徴などを比べる旅を楽しんでいる人もいる。
低価格なため安全性を懸念する声もあるが、利用者から重宝されているのも事実である。
「LCCと格安航空券はどちらがお徳か?」などをテーマにしたサイトも充実してきている。
2014年6月19日、関西国際空港を拠点とするピーチ・アビエーションは平成26年3月期決算を売上高が前期比2.1倍の305億円で最終損益を10億円の黒字と発表。2011年2月の会社創設以来初の単年度黒字(国内LCC3社)。
2015年3月24日、ルフトハンザ・グループのLCCジャーマンウイングスが運航する旅客機がフランス南東部に墜落。乗客142人と乗員6人の計148人全員が死亡。重度のうつ病だった副操縦士が医師の診断結果を隠し勤務を続け、事故当日、故意に墜落させたという節があるが、2015年4月8日時点で調査中。
2015年4月8日、成田空港でLCC専用の第3旅客ターミナルの運用が開始。3階建ての本館と2階建てのサテライト、通路などからなり、延べ床面積は約6万6千平方メートル。新ターミナルのオープンは1992年12月の第2旅客ターミナル以来。
【LCCのトラブル・アクシデント】
2014年4月24日、ピーチ・アビエーションが、
「2014.05.19〜2014.10.25にかけて国内線・国際線
合わせて最大2088便の運航を中止する可能性がある。」と発表。
病欠者の数が想定を超え、新たな要員が集められず必要な乗務員を確保できなかったことが理由。
既に2万6千人以上の予約があり、自社便への振り替え、または払い戻しに応じる。
2088便すべてが運行を中止した場合、減収は30億円にもなると見られる。
2014年5月16日、バニラエアが必要な人数の機長を確保できなくなったため、
6月に計154便の運航を中止すると発表。
2014年5月21日、ジェットスター・ジャパンが6月3日〜11日に予定していた国内線のうち1割強にあたる101便を欠航すると発表。