英単語の覚え方のコツなど英会話習得にまったく役立たない!
「語彙力を増やせば、英語ができるようになる」
「英会話と言っても結局は単語を並べているだけ」
という考え方を持っている人が意外と多いのですが、
初心者が英単語を暗記する学習に重点を置いても、英会話習得はできません。
「学校でテストがあったからたくさんの英単語を覚えてきた」
「中学・高校時代の勉強の大半は単語の書き取り練習だった」
という方が多いでしょう。しかし、その結果多くの日本人は英語が話せません。
日本人は言葉をたくさん知っているけど英会話ができないということです。
だから、英会話を習得したいなら、一つずつ単語を覚えるだけ学習は止めましょう。
言葉を操る能力には「聞く」「話す」「読む」「書く」の四つの技能があり、
英会話を習得するためには「聞く」と「話す」のトレーニングをする必要があります。
英会話にはある程度決まった言い回しがあります。
それらの言い回しを聞いて覚えていくことでリスニングができるようになり、
それらの言い回しを自分で発音してみることで、話すトレーニングをすることになります。
だから、英単語の覚え方のコツなどを一生懸命学ぶのではなく、
フレーズや実際の会話をまるごと覚えていくことが、英会話習得に必要なことです。
文章をまるごと覚えるのが難しそうだと思うかもしれませんが、
会話で使われる言い回しは、実はそれほど多くありません。
だから、よく使うフレーズを先に覚えてしまうことに集中する方が効率がいいです。
そもそも知らない言葉は誰にでもあるものだから、事前に語彙力を増やす必要はないのです。
労多くして益少ない学習はやってはいけません。