ニュアンス 英語:nuance
【由来】
フランス語由来の英語だが、もとはラテン語の雲(nubes)から。
意味合いの微妙な違い、感覚の僅かな差異など。
偉そうに上から目線で「ニュアンスが違う。」などと使われる言葉だが、「じゃあ、何がどう違うんですか?」「ここで言うニュアンスって何ですか?」と問い返すと何も答えられず、「だからニュアンスが違うんだよ。ニュアンスはニュアンスだ!そんなことも分からないのか!」などと逆ギレするケースが多々見られる。
結局何も分かっていない者が、「簡単にはOKを出したくない。」「ただなんとなく気に入らない。」という気持ちをかっこつけて言っているに過ぎないこともあるので、聞き流せば良い場合もある。
逆に、「よく分からないけどなんとなく認めたくない。」という場合に「ニュアンスがちょっとね・・・」などと言っておけば、「ちょっと引っかかる部分がある」という雰囲気をかもし出せる便利な言葉でもあるが、時と場合、そして相手を考えて使わなければ、ただのクレーマーだと思われるので注意しなければならない。
中年オヤジが「英語の "nuance(ニュアンス)" と日本語の『ニュアンス』は、ニュアンスがちょっと違う。」などと言って、「俺って、ちょっと上手い表現を使うだろ〜」などと自慢げな態度を取り、その結果期待したとおりのリアクションが得られないと、「伝わんねーかー!」「ちょっと難しすぎたかな(笑)?」などとムリヤリ自己満足する方向で話を終わらせようとする光景が多々見られるが、相手にしなくていい。
例)
A:「日本人が言う『ナイーブ』と『デリケート』ってどう違うんですか?」
B:「ニュアンスが違うんだよ、ニュアンスが」