ODA おーでぃーえー
Official Development Assistance(政府開発援助)の頭文字を取ったもの。
政府、または政府の実施機関によって開発途上国や国際機関などに
相手側が必要としている物を与えて、
経済や社会の発展、福祉の向上などに役立ててもらう資金援助や技術提供のことを指す。
開発途上国の安定・発展・向上への貢献を通して、
世界の平和と安定に重要な役割を果たすものである。
1954年から始まっていて、現在の協力先は150以上の国や地域に広がっている。
NGO(非政府団体)との連携による援助もあり、様々な形態で広がっている。
世界の人口約60億人のうちの8割以上の人々が、飢えや貧困に苦しんでいたり、
充分な教育を受けられなかったりしているので、解決を急がなければならない問題が山積している。
これらについて日本に対する世界各国からの期待が大きく、
適切な援助によって国際社会における日本の信頼が高まるものと考えられている。
資源やエネルギー、食料などを海外に依存している日本にとって開発途上国の安定や発展は、
国民の生活を守ることにもなる。
90年代から2000年までの日本は世界一の援助国だったが、2007年には第5位になった。
予算は1997年がピークで1兆1687億円だったがその後減っており、
2012年5612億円(政府案)まで落ち込んでいる。
例)
A:「日本のODAが1997年がピークでそれ以降、年々落ち込んでいるっていうから心配になっちゃって!」
B:「お前、俳優の織田裕二の心配してるだろ!『踊る大捜査線』は1997年から始まったけど、その後もヒットしてただろ。織田裕二は落ち込んでないし!」