ATS えーてぃーえす、えーてーえす
Automatic Train Stop
自動列車停止装置。
鉄道での事故防止やスピードの出しすぎを防止する安全装置。
列車などが停止信号を超えて進んでしまう場合に警報を作動させたり、
列車のブレーキを作動させて停止させることで衝突事故や脱線事故を防ぐ装置。
1921年(大正10年)から試験が行われ、
1927年(昭和2年)、現在の東京メトロ銀座線(東京地下鉄)が日本で初めて打子式ATS使用開始。
その後どんどん普及。
2005年4月25日、JR福知山線脱線事故発生を受け
「速度照査機能つきATS」の設置が国土交通省より通達され、
ニュースで大きく取り上げられたことで一般の人にもATSが広く知られるようになった。
2014年4月8日、JR西日本は山口県下関市の山陽線下関駅で、
2ヶ月間もの間ATSを誤った場所に設置していたため作動していなかったと発表。
線路工事で取り替えた時に設置場所を間違えたことが原因。
(ATSが作動するような状況にはなっていなかった。運転士が気付いて発覚)
現在、国土交通省の省令はカーブや駅へ進入する直前などにATSの設置を義務付けている。