ICJ あいしーじぇー、あいしぃじぇい
英語の "International Court of Justice" の頭文字から作られた略称。
フランス語では "Cour internationale de Justice"
1946年に設立された国際連合の主要な常設の国際司法機関「国際司法裁判所」のこと。
世界裁判所 "World Court" と呼ばれることもある。
本部はオランダのハーグ。
国際紛争を裁判によって解決したり法律的問題に意見したりする。
当事者となるのは国家のみで、個人や会社などは対象ではない。
裁判官は、アジアから3人、アフリカから3人、中南米から2人、東ヨーロッパから2人、
北アメリカ・西ヨーロッパ・その他から5人が選ばれているが、
この内訳でなければいけないということではないらしい。
【日本が始めてICJにおける係争国となったケース】
2010年5月、オーストラリアが南極海における捕鯨問題で日本を提訴し、
2013年6月から口頭弁論が開始され、
2014年3月31日に日本が全面敗訴のような形で判決が下されたことで話題になった。
(「日本に国際条約違反ということで南極海での調査捕鯨中止命令が出た」ということ。
日本は北西太平洋での調査捕鯨は捕獲計画を縮小して継続し、
商業捕鯨の再開に必要な科学的データを収集する)