【シュリーマン】語学の天才。音読で丸暗記して多国語を習得

19世紀ドイツの考古学者・実業家。語学の天才。

 

1822年〜1890年

 

子供の頃に聞いたギリシャ神話に出てくる伝説の都市トロイアが実在すると考え、

 

本当にトロイの遺跡(トロイアの遺跡)を発掘してしまい、トロイアの実在を証明した人。

 

 

 

ドイツ語、英語、フランス語、オランダ語、スペイン語、ポルトガル語、スウェーデン語、

 

イタリア語、ギリシア語、ラテン語、ロシア語、アラビア語、トルコ語を話すことができた。

 

音読して文章を丸暗記して多国語を習得したことが有名。

 

 

 

 

【シュリーマンの語学習得法】
1.非常に多く音読をする。大きな声で音読する。

 

2.意味を理解するために翻訳しない。

 

3.毎日1時間やる。

 

4.常に興味がある対象について作文を書く。

 

5.作文や発音を教師に直してもらう。

 

6.直してもらったものを暗記する。暗唱する。

 

 

 

 

 

発掘した数々の出土品の中には

 

シュリーマンが捏造したものが含まれているのではないかといわれている。

 

例えば、他の出土品を参考に新たに作り、

 

それを土に埋めて発掘させたこともあったのではないかと言われている。

 

 

 

 

類稀な商才(モスクワでの藍色染料の商売など)と、

 

天才的とも言われる語学力で財を築き、

 

一代にして大富豪になって世界旅行した。

 

 

 

 

世界旅行中の1865年6月4日、

 

清国を経由して日本(当時のヨーロッパ人にとっては謎の国であったという)にも来た。

 

 

 

【日本での行動(1865年)】
・6月4日、日本に入国。

 

・6月10日、将軍 徳川家茂の上洛(都に行くこと)があり、見学。

 

・6月25日、江戸の見学(当時は困難なことで、米国代理公使ポートマンに働きかけて実現したとされる)

 

・7月4日、約一月の旅行を終え、横浜港からサンフランシスコへ出航。

 

 

後日、旅行記を出版しており、

 

「日本人はたいへん好意的だった」

 

「地面に届くほど頭を下げ、30秒もその姿勢を続けた(お辞儀して挨拶する様)」

 

「公衆浴場で三、四十人の全裸の男女を目にした。彼らは習慣になっているので衣服を身につけていないことに何のはじらいも感じていない」

 

「江戸は国産の絹織物を商う店が多い。店員が男女百人を超える」

 

「絹織物店の大きさ、品数の多さなど、パリ最大の店にもひけをとらない」

 

「江戸の玩具屋は安く仕上がりが完璧。職人の技術が高い」

 

「玩具の仕掛けが極めて精巧で、ニュルンベルクやパリの玩具製造業者はとても太刀打ち出来ない」

 

という内容の記述がある。

 

 

 

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